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宇野邦一│ベケット、イメージ、言語に穴を開けること│
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宇野邦一│ベケット、イメージ、言語に穴を開けること│
昨年末にベケット論と言えるかどうか分からない『ベケットのほうへ』という本を出すことができて、その... 昨年末にベケット論と言えるかどうか分からない『ベケットのほうへ』という本を出すことができて、その後では、ベケットについて何も考えられなくなるという時間が続いていますので、まずお二人に、僕の観点と全然違うところからベケットのイメージを話していただいて、それで初めて何か話が始められるんじゃないかと、そういう策略でお二人をお呼びすることにしたわけです。 まずエピグラムとして引用します。「頭は裏切る目を暴き、裏切る言葉はそれらの裏切りを暴く、靄だけが確か」。『見ちがい言いちがい』というベケット晩年の作品からです。頭は目を裏切る。言葉はそれらを全部裏切るっていうことです。靄だけが確か。いつまでたっても執拗に頭から消えない言葉です。もう一つ、ベケットの『プルースト論』の中にあります。「習慣と記憶は、時間という癌に属する」。ベケットは時々殺し文句風なことを言いますが、そういう言葉の一つです。 まずこの機