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鎌倉彫(カマクラボリ)とは? 意味や使い方 - コトバンク
〘 名詞 〙 彫刻細工の一つ。種々の文様を木彫りした上に黒、朱、褐色などの漆を塗り重ね、研磨したもの... 〘 名詞 〙 彫刻細工の一つ。種々の文様を木彫りした上に黒、朱、褐色などの漆を塗り重ね、研磨したもの。鎌倉時代、宋の陳和卿(ちんわけい)が伝えた紅花緑葉(こうかりょくよう)を真似たもので、運慶の子といわれる仏師の康運(こううん)、あるいはその子康円が創始したものという。鎌倉塗り。〔万宝全書(1694)〕 木地に文様・図柄を彫り出し、その直接の表面に漆を塗った漆工技法。またその漆器。彫木塗漆(ちょうぼくとしつ)ともいう。漆塗りの種類は、黒漆の下地に朱漆を塗る場合が多いが、黒漆のみの場合もある。近代では朱漆が半乾きの段階で真菰(まこも)(まこも墨)や油煙の粉をまいて、やや黒みがかった赤色の漆塗りが特色となっている。また朱と緑の彩漆(いろうるし)を塗り分け、ときにはところどころに金箔(きんぱく)を押し散らした彫木彩漆を含む場合もある。 起源は明確でないが、鎌倉の地で発生したことを物語る伝説が『桜
2018/05/21 リンク