体が肥大化する奇病相次ぐ 原因はキノコか

今秋に入って、全身が突然肥大化する奇病が全国的に相次いでいる。発症した患者は全身が約２倍に膨れ上がり、中には歩行が困難になるケースも。患者はいずれもキノコ狩りに行っていることから、キノコを食べたことが奇病の原因であるとの見方が強い。 肥大化の症例が最初に報告されたのは今月２日。イタリア国籍を持つ中年男性の兄弟が、京都市内で採ったキノコを焼いて食べたところ、身長、体重とも２倍以上に膨れ上がった。まもなく病院で精密検査を行ったが、体の大きさ以外異常が見られなかったため、そのまま２人はイタリアへ帰国したという。 ほぼ同時期に、長野、山梨、青森、宮城でも同様の症状があったと厚生労働省に連絡が入ったが、いずれの場合も体が大きくなると同時に体内の臓器も巨大化しており、このキノコを食べたことによる死亡例は今のところないという。しかし、長野県ではキノコを食べた高齢者が自重に耐え切れず、歩行が困難になってい