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『オッペンハイマー』最終イベントレポート 片渕須直監督「“反対側から描く”ことに意義がある」
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『オッペンハイマー』最終イベントレポート 片渕須直監督「“反対側から描く”ことに意義がある」
戦後79年、広島の人々にとって特別な日となる8月6日を目前に、4日広島の八丁座で『オッペンハイマー』ア... 戦後79年、広島の人々にとって特別な日となる8月6日を目前に、4日広島の八丁座で『オッペンハイマー』アンコール上映記念最終イベントが行われ、『この世界の片隅に』の片渕須直監督と広島フィルムコミッションで活動する⻄﨑智子が登壇した。 満席の場内で盛大な拍手で迎えられた片渕監督は、「広島と呉の戦時中の生活を描いた作品を作ったことで、何年か前に平和記念式典に呼ばれて8時15分の投下時の時間が迫ってきて今何を考えているかと問われて、原爆投下の前と直後で全く変わってしまった広島の空にどの方向からB29が来たのか空を眺めていたいと答えた。『オッペンハイマー』を観て思ったのは、原子爆破はずっと遠いアメリカの砂漠からきたことは知識としては知っていたが、映画で具体的な姿となって自分たちの前に迫ってきた。トラックで出荷され太平洋を渡る描写によって、自分の中で繋がった」とコメントした。 続いて⻄﨑が「オッペンハ