人ふでがき：公文書公開制度の問題点を指摘する県短期大助教・瀬畑源さん ／長野 - 毎日新聞

省庁、進んで検証受けるべきだ 瀬畑源さん（３９）＝長野市 特定秘密保護法や安全保障関連法成立をめぐって情報公開制度の議論が注目を集める中、国が作成する公文書の管理公開制度について、雑誌論文やインターネット上のブログ（http://h−ｓｅｂａｔａ．ｂｌｏｇ．ｓｏ−ｎｅｔ．ｎｅ．ｊｐ／）で問題点を指摘し続けている。「公文書の問題は今が正念場。一つ一つの動きを注意深く観察する必要がある」と語る。 専門は日本現代史研究。制度批判への「寄り道」は、象徴天皇制の調査をしていた大学院時代にさかのぼる。天皇陛下に関する資料を宮内庁に開示請求したところ、３年以上過ぎても同庁書陵部から開示の通達がなかった。「国民のものである公文書が、なぜ簡単に入手できないのか」。２００６年に「開示の遅延は情報公開法に違反する」として国を相手に損害賠償請求訴訟を起こした。 この記事は有料記事です。 残り520文字（全文893

[egamiday2009]

「進んで検証を受けることで、長期的に自らを強めることができる。それは省庁も私たち人間も同じではないか」

[sarutoru]

“２００６年に「開示の遅延は情報公開法に違反する」として国を相手に損害賠償請求訴訟”