熊本地震：強い揺れ続き建物被害 被害額試算 | 毎日新聞

内閣府が２３日発表した熊本地震のインフラ関連の被害額は最大４．６兆円と、２００４年に発生した新潟県中越地震（最大３兆円）を上回った。最大震度７を２回記録するなど、強い揺れが続き建物被害が大きくなったのが要因。被災地では依然余震が続いており、経済活動への影響は十分見通せていない。 熊本地震の被害額のうち最大となったのは、住宅や工場などを含む建築物の被害額。１．６兆〜３．１兆円と、新潟県中越地震の建築物被害額（０．７兆〜１．２兆円）を上回った。熊本、大分両県には自動車や電機産業が集積。民家のほか、ホンダやソニーなどの大規模工場が被災したため、金額が膨らんだとみられる。市場では「新潟県中越地震に比べて都市部に近かったことも要因」（国内証券アナリスト）との見方もある。ただ、強…