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ストーリー:香川・豊島 産廃撤去の闘争(その1) 島を守る「師弟」の絆 | 毎日新聞
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ストーリー:香川・豊島 産廃撤去の闘争(その1) 島を守る「師弟」の絆 | 毎日新聞
「達成感というものは、じわじわ感じるものなんだ」。産業廃棄物が撤去され、穴ぼこだらけとなった現場... 「達成感というものは、じわじわ感じるものなんだ」。産業廃棄物が撤去され、穴ぼこだらけとなった現場を見つめる安岐正三さん=香川県土庄町の豊島で、鈴木理之撮影 1980年代前半から90年にかけ、国内最大級の産業廃棄物が不法投棄され「ごみの島」と呼ばれた瀬戸内海の離島・豊島(てしま)(香川県土庄(とのしょう)町)。約91万トンあった産廃の撤去が完了したのは今年3月28日のことである。 青空の下、約130人の島民が投棄現場に集まり、最後の産廃を積んだ船を見送った。撤去を求めてきた「廃棄物対策豊島住民会議」事務局長の安岐(あき)正三さん(66)は胸に、住民側弁護団長を務めた元日本弁護士連合会会長、中坊公平さん(2013年死去)の遺影を掲げていた。 豊島では産廃を不法投棄した業者ばかりでなく、それを知りつつ放置した香川県の責任が問われた。中坊さんは行政闘争の経験がない島民を引っ張り、00年に成立した公