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余録:「問題のありかはほかでもない… | 毎日新聞
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余録:「問題のありかはほかでもない… | 毎日新聞
「問題のありかはほかでもない。運命の輪のたったひと廻(まわ)りで、何もかもが一変することだ」。ド... 「問題のありかはほかでもない。運命の輪のたったひと廻(まわ)りで、何もかもが一変することだ」。ドストエフスキーの小説「賭博者」で、賭博にのめり込み零落(れいらく)した主人公がまたカジノへ向かう時の言葉である▲「私にとって貴いのは金ではない」という主人公は、賭場に飛び交う声や音を「あやしい心の戦慄(せんりつ)と、胸の痺(しび)れるような思いなしには聞くことができない」。賭博台をめざして急ぐ時は「私はほとんど全身に痙攣(けいれん)が起こりそうなのだ」▲こんな紹介をするのもドストエフスキー自身が賭博中毒ともいえる人だったからだ。この作品も金に窮する中での実体験を基にしたやっつけ仕事だった。その後も新婚旅行でカジノに入り浸り、新妻の所持品まで質入れしてしまった▲さて入場料は2000円、通うのは1週間3回、28日間なら10回が限度。そう聞いて泉下(せんか)の文豪ならどう評するだろう。邦人や在日外国人