映画祭：中国・平遥国際映画祭 検閲超え、若者熱視線 日本のホラー映画にも行列 | 毎日新聞

上映会場前のレッドカーペットで、清水崇監督（左から2人目）を迎えたジャ・ジャンクー監督（右端）とマルコ・ミュラー（左端）＝平遥国際映画祭提供 中国山西省の世界遺産、平遥古城で映画祭が開かれている。同国の世界的映画監督、ジャ・ジャンクーが設立し、今年３回目の「平遥国際映画祭」だ。今回は日本のホラー映画が大会場で上映され、大受けだった。古い都の新しい映画祭を取材した。 平遥は上海と北京の間の内陸にあり、古城は６５０年前、明代に築かれた城壁に囲まれている。石造りの古い建物が軒を連ねる観光地の一角に、映画祭会場はある。１５００席の野外上映場、５００席の主会場のほかに１００席ほどの上映会場が四つ。チケット売り場やカフェ、集会場などが肩を寄せ合うように並ぶ。工場跡地を改装した、周囲と調和した落ち着いた外観だが、３Ｄ上映設備も備えている。 自身の出身地に近いというジャ監督が、地方の人々にも優れた映画を紹