小学校開門中の安全体制、6割が把握せず 付属池田小事件20年 | 毎日新聞

大阪教育大付属池田小の「祈りと誓いの集い」で、鐘を鳴らす児童たち＝大阪府池田市で2020年6月8日午前10時11分、望月亮一撮影 大阪教育大付属池田小学校（大阪府池田市）の乱入殺傷事件から8日で20年になるのを機に、毎日新聞が小学校の学校安全の取り組みについて県庁所在市と政令市、東京23区の計74市区にアンケート調査をした。その結果、登下校中など校門が開いている際に各校の教職員らが門に立っているかどうか、把握していない自治体が約6割に上った。文部科学省は教職員らを立たせるよう全国の自治体に通知しているが、どの程度実行されているか、詳細を把握していなかった。遺族らは「事件の風化を感じる」と懸念している。

[taketake89]

“文部科学省は教職員らを立たせるよう全国の自治体に通知しているが、どの程度実行されているか、詳細を把握していなかった。遺族らは「事件の風化を感じる」と懸念している”