東京２０２０＋１：異形の五輪、閉幕 無観客・コロナ拡大・酷暑 メダル最多58個 | 毎日新聞

東京で開かれていた第32回夏季オリンピック大会が8日夜、閉幕した。新型コロナウイルスの影響で1年延期され、ほとんどの会場で無観客となった異例の大会だった。期間中も感染拡大がやまず、賛否の溝は埋まらなかった。ただ、アスリートたちの躍動は見る人の心を動かした。国境を超えて集い、喜びを分かち合うシーンも生まれた。1964年に続く2度目の東京五輪は、17日間の日程を終えた。 閉会式は午後8時に東京・国立競技場で始まった。約4500人の選手が参加した。国際オリンピック委員会（IOC）のトーマス・バッハ会長は「アスリートたちが五輪の夢をかなえることができたのは、日本のみなさまが輝ける舞台を用意したからだ」とあいさつした。式典には大会名誉総裁を務められる天皇陛下の名代として、秋篠宮さまが出席された。聖火は午後10時14分に消えた。

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“閉会式では3年後の2024年パリ五輪への引き継ぎ式も行われた。また東京パラリンピックが今月24日に開幕することが告知された。式典中にパラリンピックに触れるのは、今大会が初めてだという”