「性教育、親子で学んで」 産婦人科医が出版、人権の大切さ伝え | 毎日新聞

「初めて『性』のことを子どもに伝えるパパとママのための教科書」を出版した、産婦人科医の川村真奈美さん＝三重県いなべ市北勢町阿下喜のいなべ総合病院で、2021年8月30日午後2時12分、朝比奈由佳撮影 「性教育は人権教育だ」――。いなべ総合病院産婦人科部長の川村真奈美さん（60）は7月末、初の著書「初めて『性』のことを子どもに伝えるパパとママのための教科書」を出版した。産婦人科医として長年子供たちの性教育に携わってきた川村さんが、親とその子供たちのために記した本に託した思いとは。【朝比奈由佳】 「これまでの性教育を振り返ると、闘いの連続だった」と語る川村さん。望まない妊娠や、幼いときに父や教師など身近な人から性暴力を受け、癒えることのない傷を抱える患者を多く診察し、「性についてより多くの人に知ってほしい」と約15年前からいなべ市内の小中学校などに出向いて、同病院の助産師とともに性教育を行って

[mannin]

“性の知識をつけるために性教育をしているのではない。性教育の目的は、人権の大切さを理解してもらうこと”