後味悪いワリエワへの詰問 ロシア勢、厳しい指導は誰がために | 毎日新聞

女子フリーの演技を終えて泣き崩れるカミラ・ワリエワ選手（中央）に声を掛けるエテリ・トゥトベリゼ・コーチ（左）＝北京・首都体育館で2022年2月17日、猪飼健史撮影 北京冬季オリンピックのフィギュアスケート女子では、寒々とした光景が広がった。ドーピング検査で陽性反応を示しながら異例の判断で出場が認められたカミラ・ワリエワ選手（15）＝ロシア・オリンピック委員会（ROC）。転倒を重ねる姿は痛々しかったが、さらにエテリ・トゥトベリゼ・コーチ（47）が演技内容を詰問する姿が海外メディアを中心に報じられた。五輪は一体、誰のための舞台なのだろうか。 「なぜ、攻めの滑りをしなかったの」。AFP通信によると、演技を終えたばかりのワリエワ選手にトゥトベリゼ氏が掛けた言葉は、演技内容を責めるようなものだったという。得点を待つ間、トゥトベリゼ氏はワリエワ選手の肩に手を回していたが、ワリエワ選手は両手で顔を覆って

[yoshihiroueda]

出場停止にすべきだったのはこのコーチとROCの役員たちだろう。今後ロシアから国際試合に出すべきではない。国際試合にでたい選手は亡命して独立選手団として出れるような救済措置を設けるべき。