西田幾多郎「善の研究」原本資料を発見 研究者間で「幻の本」 | 毎日新聞

金沢大学付属図書館で所蔵していることが確認された資料「西田氏実在論及倫理学」＝金沢市内で2022年6月3日午後0時27分、深尾昭寛撮影 金沢大と石川県西田幾多郎記念哲学館（同県かほく市）は3日、日本を代表する哲学者・西田幾多郎（1870～1945年）の主著「善の研究」の一部の原本となる資料「西田氏実在論及倫理学」を同大付属図書館から発見したと発表した。長年、日本の哲学史研究者の間で「幻の本」とされてきた資料で、現時点で所在が確認されている唯一のものになるという。 西田はかほく市出身。母校の旧制第四高等学校（現・金沢大）や京都帝国大（現・京都大）などで教壇に立った。西欧の近代哲学を消化した上で独自の思索をまとめた「善の研究」は1911年に初版が出たもので、多くの人を魅了してきた。

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「西田氏実在論及倫理学」「現時点で所在が確認されている唯一のものになるという」／「西田が講義のノートを貸し出し、学生たちが印刷・製本したもの」そりゃ見つからないわ。そもそも元の部数が少なそう。