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「生き残りの椅子、どうすれば」 母になった若手研究者の苦悩 | 毎日新聞
仕事と子育ての両立は女性の社会進出の大きな課題です。とくに女性研究者にとって、子育ては高いハード... 仕事と子育ての両立は女性の社会進出の大きな課題です。とくに女性研究者にとって、子育ては高いハードルになっています。任期付きポストに就くケースが多く、短期間で成果を出さなくてはならない一方、出産や育児で研究の中断を余儀なくされるためです。ある研究者を取材しました。 任期付き研究員、1年前に母に 理化学研究所(埼玉県和光市)で研究員をしている、宇宙物理学者の木邑(きむら)真理子さん(29)。ちょうど1年前に母になった。 木邑さんの専門は、ブラックホールの近くから放出されるエネルギーの観測だ。京都大の大学院生だった2016年、ブラックホールの規則的な光の「またたき」を可視光でとらえることに初めて成功し、世界で最も権威ある英科学誌「ネイチャー」に発表した。 京都大で博士号を取り、理研の中でも特に将来が期待される若手向けの「基礎科学特別研究員」に就いた。過去には、脳科学者の茂木健一郎さんらも就任した
2022/06/23 リンク