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鉄道開業150年・駅のある風景:全壊74日後に開通 震災復興のシンボルは?下町は再開発ビルに | 毎日新聞
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鉄道開業150年・駅のある風景:全壊74日後に開通 震災復興のシンボルは?下町は再開発ビルに | 毎日新聞
神戸の下町に、かつて震災で全壊し、その74日後にスピード復旧を果たした駅がある。地域の人情に支えら... 神戸の下町に、かつて震災で全壊し、その74日後にスピード復旧を果たした駅がある。地域の人情に支えられて復興のシンボルとなったその駅に、当時の駅長が降り立った。再開発が進み、周囲に高層マンションが建ち並ぶ今の光景を、どんな思いで見つめるのだろうか。 「駅長さん、えらいことじゃ」。電話口の部下の後ろで火災報知機が鳴り響いた。1995年1月17日の阪神大震災。震度7の激震が街を襲い、JR六甲道駅(神戸市灘区)は崩れ落ちた。 駅長だった中尾智俊(ちえとし)さん(77)は兵庫県姫路市の自宅から原付きバイクに乗り、約4時間かけて駅にたどり着いた。