特集ワイド：さよならタモリ倶楽部 「流浪の番組」40年の歴史に幕 | 毎日新聞

1週間が終わり、ほっと一息つく金曜日の夜更け。「毎度おなじみ流浪の番組」というタモリさん（77）の決まり文句が聞けなくなると思うと、なんとも寂しい。豪華なゲストが意外な趣味を披露するのも楽しかった。バラエティー番組「タモリ倶楽部」はいよいよ明日（関東地区）、40年の歴史に幕を下ろす。 タモリさんのもう一つの決まり文句「誰が言ったか知らないが言われてみれば確かに聞こえる空耳アワーのお時間がやってまいりました」で始まる「空耳アワー」は、先週金曜深夜の放送で一足早く終幕を迎えた。外国語の歌詞がなぜか日本語のオモシロおかしいフレーズに聞こえるのを「空耳」と定義し、視聴者投稿をいわば超短編ドラマ仕立てにして1992年から紹介してきた。大御所の隣で進行役の「ソラミミスト」として約30年間、4000を超える作品を紹介したのがイラストレーターの安斎肇さん（69）である。 「空耳はね、音楽を聴こうと思ったら