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消えたディープなオアシス しまなみ海道の名物銭湯廃業 | 毎日新聞
寿湯の番台で入浴客を迎えていた頃の半田民江さん=広島県尾道市因島土生町で2016年12月28日午後3時21分... 寿湯の番台で入浴客を迎えていた頃の半田民江さん=広島県尾道市因島土生町で2016年12月28日午後3時21分、渕脇直樹撮影 店を切り盛りしてきた名物のおかみは、71年間に及んだ役目を終えた今、感慨に浸る。広島県と愛媛県を結ぶ瀬戸内しまなみ海道の島で、唯一営業を続けてきた昔ながらの銭湯が2022年末、約100年の歴史に幕を下ろした。島の人たちを癒やし、レトロな雰囲気は銭湯ファンの人気も呼んだ。跡地に残る「営業中」を知らせるあかりの付いた門柱と老松だけが、かつてのにぎわいを静かに伝えている。 広島県尾道市側から橋を二つ渡った因島(いんのしま)。造船で栄えた島の商店街の一角に「寿湯」(尾道市因島土生(はぶ)町)はあった。 創業は大正時代と伝わるが正確な時期は分からない。1938(昭和13)年に建て替えられ、番台や木の脱衣棚、タイル張りの浴場と昔ながらの様式だった。 入浴料値下げ 客から「それはダ
2023/06/24 リンク