入所者に馬乗りで腹部殴る 障害者施設職員の虐待を認定 三重 | 毎日新聞

三重県の外郭団体「県厚生事業団」が運営する障害者施設「県いなば園」（津市）で、職員が男性入所者に暴行した問題で、この男性が入所前に住んでいた松阪市は調査の結果、職員による身体的虐待があったと認定した。事業団が21日に発表した。 認定は19日付。虐待の有無の認定は関係する法令などに基づき、入所者がかつて住んでいた自治体が行う。松阪市は園からの通報を受けて立ち入り調査し、施設内の防犯カメラの映像確認や、園長らへの聞き取りを行った。 事業団によると、施設内で8月20日、男性職員が、重度の知的障害がある男性入所者に馬乗りになって腹部周辺を殴った。この入所者が扉を蹴っているのを職員が制止しようとしたところ、入所者につかみかかられ、足にかみつかれたため馬乗りになったとされる。