「国家の品格」是々非々（その２） --- 格差社会編 - michikaifu’s diary

前回もそうだったが、今回も「国家の品格」の本の感想そのものというより、このベストセラー本に便乗して、単に自分の考えを述べようと思う。 本の中で、最近はやりの「格差社会」についても触れられている。年功序列、終身雇用のやさしい世の中に戻るべきだ、という主張だと私には読めた。まぁそりゃー、できるならそうしたい、と思っている人は特に中高年層には多いだろうし、だからこれも耳に優しい論だけれど、そんなこと今更不可能だ。これは、別に小泉首相だけのせいじゃない。 行政の福祉というのは、下記エントリーにあるように、いつの時代も不完全。それが当たり前だ。日本でそれを今まで補ってきたのは、大企業なら終身雇用で窓際族とか社内失業者とかも抱え込むやり方、中小企業なら「系列」とか「談合」とかで大企業や税金から利益を補填してもらうやり方、過疎地ならば「補助金」で無駄な工事をもらってくるやり方、などなど、「会社社会主義」

[lockcole]

寄付という行為，あるいは善意の解釈については日米で根本的な思想の違いがあるから，アメリカ式をそのままは受け入れられないだろうね。どっちかっていうと，匿名でそういうシステムを組んだ方がうまくいきそうな。

[aozora21]

チャリティとか「偽善」と言われてしまうしなあ…。義援金を送ったり寄付をしている企業もけっこうあるようですが、なぜかマスコミは取り上げません。善行を宣伝するのはマイナスイメージだからかな？

[kdaiba]

パラダイス鎖国

[hiroakiuno]

「会社社会主義」をやめて、「自己責任」型の世の中に移行するからには、別のなんらかの「補う」仕組みを作らないといけないだろうと思う

[shidho]

10万円を越えた部分はカンガルー募金に寄付、はあんまり関係ないか。

[suVene]

下の誰かが言うように、隣人愛の精神が一番ではないからなぁ。「会社社会主義」は機能的共同体の延長だから、単独で利益を得るのは悪とされる傾向があるな

[I11]

日本にも寄付金控除があるが、節税目的で青少年団体とか福祉団体を設立してそこに会社の利益の一部をつぎこんで引退した経営者が天下りしてブイブイ言わすパターンが多い。日本では寄付金控除が悪用されている。

[moto_hi]

ワーキングプア。アメリカの寄付の事例いろいろ。

[kazu_virgo]

『「儲けた人は格差社会是正のために、積極的に活動するよう仕向ける、そういう人をきちんと賞賛する、評価する」などという風潮にならないものか』

[arajin]

アメリカにおける寄付のしくみ

[another]

日本の場合、「寄付のお願い＝タカリ」という等式ができちゃってるから、まずそれを壊さないといけない。

[umeten]

「儲けた人は格差社会是正のために、積極的に活動するよう仕向ける、そういう人をきちんと賞賛する、評価する」などという風潮にならないものか

[pho]

行政が悪いとか言う前にやることはたくさんありそう

[maki_lax]

儲けた人は格差社会是正のために、積極的に活動するよう仕向ける、そういう人をきちんと賞賛する、評価する

[ikazoike]

うーん、確かにそうなんだけど寄付は強制できないからなぁ。