「タイマーで故障を偽装し部品を売る」島津製作所子会社による悪質不正行為の全容

不正を結局行ってしまう「実行可能性」 今回の不正はここまでの「動機」「機会」「正当化」の3つの観点だけで考えると、他の地域でも不正が起こっても不思議ではない状況だった。しかし、実際には不正が発生したのは九州支店の一部地域に限定されていた。3要素による「不正の扉」が組織内に存在したとしても、それだけでは不正が実行されるとは限らず、最終的に実行者が扉を開けて不正に及ぶかどうかは、個人レベルでの能力や性格による「実行可能性」にも依存するとしている。 不正があった熊本、宮崎、鹿児島、長崎でも、不正に手を染めたサービス技術者もいれば、不正を実行せず、あるいは不正を告発したサービス技術者もいた。島津メディカルのサービス技術者の多くは、本件不正行為を実行することなど思い付きもせず、あぜんとしたようである。なぜこのような愚行にでたのか想像もできないとの声も多かった。（調査報告書から引用） 具体的にはその「

[ryouchi]

去年の9月にリリースは出てたか 島津MSのサービス技術者が不適切な行為を行っているとの内部通報を受け、2022年5月16日より当社及び島津MSでの社内調査により判明 https://www.shimadzu.co.jp/news/press/xyu9j796lz4beke4.html