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感想・書評『海の底:有川浩・著』ネタバレ注意「米軍横須賀基地の桜祭りで一般開放されていた日に、事件が起こりました」(レビュー)。 #読書 - ナカノ実験室
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感想・書評『海の底:有川浩・著』ネタバレ注意「米軍横須賀基地の桜祭りで一般開放されていた日に、事件が起こりました」(レビュー)。 #読書 - ナカノ実験室
「海の底」 有川浩・著 「塩の街」「空の中」とで、自衛隊3部作と言われています。 米軍横須賀基地の... 「海の底」 有川浩・著 「塩の街」「空の中」とで、自衛隊3部作と言われています。 米軍横須賀基地の桜祭りで一般開放されていた日に、事件が起こりました。巨大な赤い甲殻類の大群が基地を襲ってきたのです。まるでザリガニのような化け物!です。 次々と人を襲い、人々が食われていきます。危うく逃げ延びた子供たちと、自衛隊員が係留されていた潜水艦に立てこもります。 とりあえずは危険を逃れた子供たちですが、閉じ込められた狭い艦内で、次々と事件が起こります。 近所の子供たちなので、皆が知り合いですが、子供たちの中に微妙な関係ができていました。いじめっ子がいて、いじめられる子がいて、複雑に絡んだ関係なのです。 数日閉じこめられている間に、徐々に子供たちの関係が変わってきます。二人の大人(自衛隊員)も、普段は子供の相手をしたことがないので、とても苦労をします。 子供たち、そして大人の、それぞれの成長の物語です。