第4回 受け皿が消えゆく日本の「死」とその行方

「人が、死にゆくとき、どうすればいいのか。年をとればとるほど、アパートに住まうとか入院するとか、その都度、保証人が必要なんですけど、多くは親族が保証人になる仕組みになっています。子どもですとか頼れる親戚がいないと困ってしまうので、お金を預託して、賃貸や入院の保証人だけでなく、死後のお葬式とか、引取とか、そういうこともやる死後委任事務の仕組みがだんだんと出来てはきました。ところが、そのひとつである公益財団法人の『日本ライフ協会』が運営に預託金を使っちゃって破綻しましたよね。一時は引き受けを表明した団体もありましたが、結局破産になりそうです。保証は打ち切られ、新たな組織を探す必要があり、預託したお金が戻らない場合もあるそうです」

[dogusare]

人間だからってカッコつけるのも限界かな。惨めに弱って動けなくなって醜く死ぬと思っている。社会はとても嫌がるだろうが。

[Cru]

"『お母さん、聞いてる？　おばさん、これから出棺だから、おばさんに声かけてやってよ』…(略)…自分の母親、つまり私の祖母の妹も足が悪くて来られないので、携帯を使って声掛けさせようとしていたわけです"

[kikai-taro]

そのシステムが崩れたとき、死者を受け止めるのはあくまでも個人の作業になりますから<< 自分の息子の「作業」となることを考えるとき、いまのオレに何ができるだろうか。