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高齢者が夜間不穏になった場合 - 在宅診療医 内田賢一 奮闘記
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高齢者が夜間不穏になった場合 - 在宅診療医 内田賢一 奮闘記
認知機能が低下した高齢者が入院すると、かなりの確率で不穏となります。そうした場合、安全の為抑制し... 認知機能が低下した高齢者が入院すると、かなりの確率で不穏となります。そうした場合、安全の為抑制し薬にて鎮静します。こうした処置にて徐々に身体が弱っていき肺炎などを併発して寝たきりに移行する患者さんを沢山診てきました。在宅医療では、可能な限り不穏せん妄に関して薬物治療は控えたいのが心情です。しかし、現実は必要な場合も沢山あります。 せん妄の予防・治療として薬物治療は勧められないようですが、そう言ってられないのが現状です。まず、最も大切なことはせん妄に対する薬物治療で最も大事なことはベンゾジアゼピン系を使わないことです。 というのもベンゾジアゼピン系は意識レベルを低下させる薬物なので、せん妄を誘発させたり、せん妄をより悪化させてしまうからです。 すでにベンゾジアゼピン系を内服している場合は止めます。 ガスターも止めます。 また、抗ヒスタミン薬(アタラックスPなど)も抗コリン作用によりせん妄を誘