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一般色覚者にはほぼ分からない“小さくて大きな違い” JIS改訂で「日本社会における色のルール」はどう変わったのか
前のページへ 1|2|3 その10年後、今度はJIS改訂で委員に選ばれて「また、ダメかな」と思っていたら、日... 前のページへ 1|2|3 その10年後、今度はJIS改訂で委員に選ばれて「また、ダメかな」と思っていたら、日頃からアクセシビリティーや色覚問題にも取り組んでおられる方々も参加していて、「ユニバーサルデザインに関する規格が、世界で最も進んでいるのは日本。色も大事な要素だから変えていこう」という意見が出て。さまざまな色覚特性を持つ100人超が参加する大規模な調査を行うことができ、その結果が今回のJIS改訂に反映されています。 ―― 素朴な疑問なのですが、色に関する社会のルールを変えることは、なぜそこまで難しかったのでしょうか。 まず、色弱に関する研究自体は昔からあったのですが、実践レベルに落とし込んだものがあまりなかったんですね。ここ15年くらいでNPOなどの活躍もあり、その取り組みが進んで、「どうすれば色覚の多様性を考慮した配色デザインが作れるか」という具体的な提言ができるようになりました。
2018/12/30 リンク