比に年間2千億円超支援へ 首相、米と3カ国安保協力 ｜ 共同通信

岸田文雄首相は、8日に来日するフィリピンのマルコス大統領との会談で、年間2千億円を超える支援を表明する方向で調整に入った。交通インフラや情報通信網の整備を加速する。東・南シナ海で軍事活動を活発化させている中国への対応を念頭に、米国を含む3カ国の安全保障協力深化を確認する。会談は9日の予定で、成果をまとめた共同文書を発出する。複数の政府関係者が2日、明らかにした。 首脳会談では、広域強盗事件に絡む日本人がフィリピンの入管施設に拘束されていることも議題となりそうだ。 2千億円超の支援は政府開発援助（ODA）が中心で、期間は5年未満となる見通しだ。