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極私的アニメ名画座 第1回|藤津亮太
2003年に出版された単著『「アニメ評論家」宣言』(扶桑社)のための書き下ろし原稿を、分割して掲載す... 2003年に出版された単著『「アニメ評論家」宣言』(扶桑社)のための書き下ろし原稿を、分割して掲載する。7月発売の文庫『増補改訂版「アニメ評論家」宣言』(筑摩書房)からは惜しくもこぼれてしまったので、こちらにアップをする。 書籍掲載時の前口上 本文で触れることができなかった作品を中心に、お薦め作品を二十本選ぶ。本稿の趣旨だ。 だが、あらゆるアニメの中から二十本を選び出すということは非常に困難だ。また、選者の価値観を如実に反映してしまうという点では、厄介ですらある。だいたいこういう時は、お薦めなのだから「見れば絶対おもしろい作品」でなくてはいけないのだが、だからといって“皆さんご存じの傑作”ばかり並べれば、それはそれで野暮のそしりをまぬがれない。こういうリストはある程度、マイナーあるいはカルトという“わさび”を利かせるか、そこが重要なのだ。だからこそ、どんな基準で選ぶかがポイントとなる。ああ
2022/06/06 リンク