「コスパ思考」は人を貧しくする｜井上慎平

「先生、この授業って受ける意味あるんですか？」 こう聞く小学生が、最近増えているらしい。 「最近」といっても、内田樹さんの本でそのことを知ったのはもう4、5年は前のことだけれど。 小学生が先生に授業の意味を問う様子はショッキングだったが、ようは大人のマネなのだろう。 僕たち大人は、本質的にはこの小学生と同じことを毎日尋ね続けている。 「コストとリターンは見合いますか？」と。 職場の同僚のプレゼンに。 飲み会のお店を、食べログで探しながら。 コスパが悪い選択をする人は「情弱」と呼ばれ、すぐさま頭の悪い人認定が下される。 子どもも大人も、思考はどんどん「コスパ化」している。どんどん「情強」になっていく僕たちに、この流れは止められないだろう。 その後しばらくして、もう一冊の本と出会った。 過去読んだ中で最も好きな本の一冊、西国分寺にあるカフェ、クルミドコーヒーをつくった影山さんの『ゆっくり、いそ

[kaden3my]

コスパの”パ”は、パフォーマンスのパなのでリターンではない。そのパフォーマンスは相対的なものだから、その人が納得できるものなら「コスパはいい」のである。近年使い方が間違っていると思う。

[nagasawakenohoken]

コスパだけを追求するのって心が貧しくなるよね。

[kotetsu306]

本好きとして嬉しくなる記事。他人の趣味の話にまでコスパだ効率だって言ってくる連中が増えててウザいんだよね。紙の本が好きでもいいじゃんよ(愚痴)

[thesecret3]

今までアンバランスでアンフェアな取引で儲けてた人たちがスルーされるようになって慌ててるとしか。

[bgrewirgjwge]

コスパ思考でも全然問題無いと思うけどな。

[aienstein]

「コスパ」って「代替可能」ってところと「理屈で考えれば役に立つ」てところが大きい。「他にあってもこれが好き」「理屈はともかくこれが好き」という感情はコスパと関係ないところにあると思う。

[dgen]

そういった諸々を含めてのコスパってことで考えるけどね。だからまずそのコスパを見極められる知識が前提として必要。