安保3文書に見る琉球列島の島々の恐るべき「有事の住民避難」―果たして自衛隊は住民避難を行えるのか？｜小西 誠

（表紙写真は、1944年8月22日、沖縄から九州へ避難する児童生徒らを載せた輸送船・対馬丸で、米潜水艦の攻撃に遭い、児童ら1484名の悲惨な犠牲をだした） ●安保3文書は「沖縄文書」（南西シフト）安保3文書の大改定と問題点については、その歴史的大軍拡（防衛費の2倍化など）について、メディアがさまざまな論評を行っている。特に沖縄の各紙は「沖縄戦の再来」として、連日厳しい論評を加えている。 確かに、この安保3文書は、自民党国防族がいうように「沖縄文書」であり、自衛隊および米軍の南西シフト態勢の大強化――急速な有事＝戦時態勢づくりめざす文書であり、このための国民への宣言（宣伝・煽動）だ。 ただ、ここで再度強調しなければならないのは、この安保3文書が「沖縄文書」すなわち、琉球列島の要塞化、とりわけ、この列島が中国へのミサイル攻撃基地（拠点）になることについて、メディアはもとより、反戦平和運動を担っ

[mventura]

"現実は「有事の住民避難は不可能」であり、政府・自治体が行えるのは「厳然たる平時の避難」、つまり、平時からの沖縄ー琉球列島の人々の疎開である。そして、これは何年も続く、沖縄島などからの棄民である"

[paravola]

現実は「有事の住民避難は不可能」であり、政府・自治体が行えるのは「厳然たる平時の避難」、つまり、平時からの沖縄ー琉球列島の人々の疎開である。そして、これは何年も続く、沖縄島などからの棄民である

[relaxing_jazz]

「必要なのは琉球列島の軍事要塞化を凍結し有事を招かない、中国との徹底した平和外交だ」「現実は「有事の住民避難は不可能」」ややこしいが、まっとうな意見。中国が脅威ならロシアとなかよくすべきだったのでは。