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校正ミスについて:『ユリイカ 2020年8月号 特集:今敏の世界』|黒嵜想
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校正ミスについて:『ユリイカ 2020年8月号 特集:今敏の世界』|黒嵜想
本日発売される『ユリイカ 2020年8月号 特集:今敏の世界』に掲載されている拙稿「オヤスミ」において、... 本日発売される『ユリイカ 2020年8月号 特集:今敏の世界』に掲載されている拙稿「オヤスミ」において、一部文意不明になっている箇所が見つかり、それが編集側での校正(反映)ミスであったことが確認されましたので、ここで説明させていただきます。 当該箇所は本稿の最終段落(232p)で、校正(反映)ミスとは文章を一行まるごと誤って削除されてしまったことを指し、その原因は僕のゲラ修正書き込みを担当者が見間違えて誤認してしまった(確認済み)ことに因ります。 以下、反映されるべきだった正しい文と、誤った文になっている該当箇所を列挙します。 (正) ——ふたたびベッドに身を投げる。青白く照らされた天井を見る。今日も部屋を片づけられなかった。映画館へ向かう粉川が映っている。まもなくスタッフロールだ。最後まで見切れずきっと、まぶたが降りてしまうのだろう。視界が滲む。まぶたの下で、ぐにゃぐにゃと残像が浮かぶ。