「他人のことなんてどうでもいい」は、諦めの言葉ではない。｜ふんどしやさしいマン｜note

「個」の時代である。 明らかに僕の知っている数年前とは様相が変わってきていて、「個人」が自分の気持ちの赴くままに生きて、他の誰もができない役割を果たすことが推奨される世の中になっている気がする。 ソーシャルなつながりが密になったことで、企業や組織の力にも増して影響力を発揮するような「個人」が存在するようになっているし、会社名や名刺の肩書きだけに依存して虎の威を借るよりもむしろ、フルネームを晒して、いかに「個人」としてブランドや市場価値を高められるかが肝要だと言われている。 そんな社会の中では、我々はより「自分自身」に目を向けて働き方や生き方を考えるようになっている。 一昔前は、絶えず他人を意識し、誰よりも早く出世してのし上がり、いかに高い社会的地位を得て裕福な暮らしを得るか、が人生の成功の尺度とされていた。 世間体を繕い、家族の期待に応え、周りが求める「成功」に向けて、他人と競争しながらよ