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【旅レポ】沖縄の名物おばあに会いにいってみた|lay toyama_遠山怜/ 作家のエージェント(漫画)
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【旅レポ】沖縄の名物おばあに会いにいってみた|lay toyama_遠山怜/ 作家のエージェント(漫画)
「あんた、この2年、大丈夫だったんか?」 「顔の見えんあいだ、どうしているのか、ずっと心配しておっ... 「あんた、この2年、大丈夫だったんか?」 「顔の見えんあいだ、どうしているのか、ずっと心配しておったさ」 節くれだった、よく使い込まれた職人特有の、つめたく乾いた手が背中に触れている。 心配顔の老婦人と、その友人のご近所さんに、小さいテーブルをはさんで詰め寄られる。予期せぬ歓待に、心のうちの絶対に揺らぐことのなかった箇所が思わずゆるむ。 何十年も時を止めたようなその店のしつらえは、ここに始めてきた時と何も変わらない。黄色くくすんだ電球の色にすべての調度品は溶け、過去の思い出と今見えているものの見分けがつかない。思わず、記憶は昔の領域へとさまよい出る。 * 記憶2年前のことである。まだ自分は広告制作会社にいたときのこと。12月の中旬にふらりと夏休みを申し出た。遅い夏休みである。秋の気配はすっかり消え去り、冷え切った冬の寒気で東京は満ちていた。来たるべき真冬に向け、空気は縮こまり、人々はコート