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アナログとデジタルの境界を越えるドット書体-林隆男「The TYPEBANK」(1985年)|造字沼ブックス/文字の本を発掘して読みとく
今回ご紹介するのは「書体を創るー林隆男タイプフェイス論集」(ジャストシステム、1996年)と「TheTYPE... 今回ご紹介するのは「書体を創るー林隆男タイプフェイス論集」(ジャストシステム、1996年)と「TheTYPEBANK」(朗文堂、1985年)だ。この書籍は、デザイナーによる書体デザインという概念を広めた林隆男氏の書体論をまとめたものだ。林氏が手掛けた書体は多いが、その中からビットマップフォントにのみ焦点あててゆく。 ★追記あり(2020.10.13)※目次のリンクをご覧ください。 当連載では、これまでに漢字改良の本ばかり紹介してきた。今回にご紹介する林隆男氏が、漢字改良を目指していたわけではないこと誤解がないように記しておく。 本記事では、2種の書体を取り上げたい。 ・林隆男+日立製作所 デザイン研究所 16×16ドット明朝体 ・タイプバンクゴシックSL(以下、TBゴシック)の9、10、12、14ドット版 前半では、16ドット明朝体から林氏の書体制作の理念に触れる。 後半では、TBゴシック
2020/10/17 リンク