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“赤狩り”から“ダイバーシティ”の流れまで――アカデミー賞は「時代を映す鏡」だ。|WOWOW
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“赤狩り”から“ダイバーシティ”の流れまで――アカデミー賞は「時代を映す鏡」だ。|WOWOW
いよいよ3月28日(日本時間)に開催予定の「第94回アカデミー賞授賞式」。アカデミー賞はシンプルに素晴... いよいよ3月28日(日本時間)に開催予定の「第94回アカデミー賞授賞式」。アカデミー賞はシンプルに素晴らしい作品、映画人に賞を授与することが名目だが、その歴史を振り返れば、各時代の“鏡”になっていることがよく分かる。その時々の社会問題にハリウッドが敏感に反応し、受賞者や受賞作、さらに授賞式に大きな影響を与えてきたからだ。今回は映画専門ライター/ジャーナリストの斉藤博昭さんに、授賞式をもっと深く楽しむために、アカデミー賞はいかに時代の“鏡”であり続けたかという側面で歴史を振り返っていただいた。 文=斉藤博昭 @irishgreenday ハリウッドの黒歴史とリンクする米ソ冷戦 まずは第2次世界大戦後までさかのぼると、ハリウッドの黒歴史として語り継がれる「赤狩り」が挙げられる。アメリカにおいて共産主義者、あるいはその同調者が弾圧を受け、映画人たちも下院非米活動委員会の聴聞会で追及され、次々と有