《羽生結弦8歳、天才スケーターの原点》「宝石のような少年」「ユヅルと過ごした時間は私の肥やし」名伯楽が感謝した理由（城島充）

経験豊富な名伯楽をして「宝物のよう」と言わしめた8歳のスケーターがいた。幾多の試練に見舞われながらも戦い続けるスケーターの“礎”の物語。Number868号（2014年12月24日発売）より、「［金メダリストのルーツに追る］天才を育てた人々――羽生結弦、8歳の原点。」を特別に全文掲載します。 男子フィギュア界で日本人初の世界選手権銅メダリストとなった佐野稔らを育てた都築（つづき）章一郎は、ある思いを胸の内に秘めたまま指導者としてのキャリアを積み上げてきた。 「日本には子どもの感受性を磨く教育、一流の芸術や文化にふれる教育が欠けている。フィギュアをやる子どもたちも、スケーティングの技術はあっても、それをしっかりと表現する感性を持たない子が多い。その一点において劣る限り、フィギュア界で日本が世界をリードする日はこないのではないか」

[kaeru-no-tsura]

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