三国志の劉備や関羽が、美女やマッチョにもなるというお話｜太田記念美術館

こちらの美人画。作者は歌川国貞です。雪が降りしきる中、３人の美女たちが、傘をさしたり、お盆に載せた料理を運んだりしています。左側にある建物を訪問するところなのでしょう。これだけ見れば、ごくありふれた雪の日のワンシーンです。 ここで題名を見てみましょう。「玄徳風説訪孔明 見立」と記されています。すなわち、『三国志演義』の劉備玄徳が、風と雪の中、諸葛亮孔明を訪れる場面であるというのです。 劉備玄徳が諸葛亮孔明を訪れる場面といえば、皆さんご存じの「三顧の礼」。劉備が孔明を軍師として迎えるため、自ら三度も孔明の家を訪れ、やっと面会を果たしたという有名なエピソードです。 実は、この美人画を描いた歌川国貞、ちゃんとした「三顧の礼」の場面も描いています。タイトルも「玄徳雪中訪孔明」と、ほとんど似たようなものです。 辺り一面の雪景色。右の方には孔明の屋敷が。玄関先には孔明を訪ねている劉備がおり、小間使いの

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一騎当千や恋姫無双などで三国志の武将たちが美少女化されて人気を博してるのは一般的に知られてるけどその元祖はもっと昔にあったという記事。