オタク同士のコミュニケーションが、オタク界隈の細分化・多様化によって受ける影響 - シロクマの屑籠

2006年現在の日本は、各人の所属する文化・習慣・価値観の多様化が著しい状態だとしばしばいわれるが、オタク文化圏もまた、カルチャーの細切れ化がとりわけ進行している分野のひとつと言えるだろう。ゲームやアニメといったコンテンツが無尽蔵に氾濫し*1、好み・ジャンルによって樹状の枝分かれを遂げた現在のオタク文化シーンの全体像を把握することは、一人のオタクにとって殆ど困難になっている。例えばエロゲーという分野なり、例えばミリタリーという分野なりは、それぞれのジャンル内だけでも幅広いニッチに分かれており、同じエロゲー愛好家の間でさえ、“互いに翻訳可能な共通認識のあるゲーム”を探しながら話をしなければならないという状況は少なくない。相手の知らないゲームの話をする際、「月姫の琥珀さんみたいなキャラ」とか、「スクールデイズっぽい黒さ」などといった表現を用い、何とか自分の考えを伝達しようとしたオタクさんは決し

[mieki256]

2006年の記事

[chuunenh]

「あまりにも多様化し、あまりにも沢山のオタクコンテンツを抱えた現在のオタク達は、娯楽として消費するには多すぎる作品を抱えてしまった」 みんなで仲良くジャンプ回し読みしていたころは良かった。

[yugui]

「ポストモダンっぽいオタク文化ニッチの細分化」もまた、単なる文化の多様化以上の意義を孕んだ現象として注目したほうが良いんじゃないだろうか」

[noreply]

オタ文化の細分化はオタ同士のコミュニケーション不全を引き起こすという話。メジャー（ハルヒとか）とニッチに二極化するから大丈夫では？（でもないか）

[youkiti]

その実感がある

[ni-to]

細分化・多様化

[cubed-l]

共通の話題を我々オタクは望んでいるのか？

[setofuumi]

俺がなりきれなかった理由

[prisoner022]

多様化、あまりに大量のコンテンツを抱えた現在のオタク達→娯楽として消費するにはあまりにも多くの作品を抱えてしまった＋オタクなら誰でも知っているコミュニケーションに供しやすい作品を失ってしまいつつある