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茂木健一郎が分析! 人を動かすカギは「扁桃体」にあり
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茂木健一郎が分析! 人を動かすカギは「扁桃体」にあり
カリスマと呼ばれるような経営者は、「こんな会社でありたい」という理想を具体的に示し、社員の挑戦意... カリスマと呼ばれるような経営者は、「こんな会社でありたい」という理想を具体的に示し、社員の挑戦意欲をかき立てることに長けています。 ホンダの創業者である本田宗一郎さんもその1人です。1954年の社内報に載った「宣言」では、マン島TTレースへの挑戦を表明していますが、志の強さと実行への意志には並々ならぬものがあります。 本田さんは「全世界の覇者」「全世界の檜舞台」「全世界最高峰」といったフレーズを用いて、優勝を目標に掲げます。当時の社員にとって相当に高いハードルですが、「年来の着想をもってすれば必ず勝てるという自信が昂然と湧き起り……」と書いています。 人間の成長には「根拠のない自信と、それを裏づける努力が大切だ」というのが私の持論です。本田さんはまさに「根拠のない自信」をもって世界最高峰の舞台に挑みました。実際にホンダがマン島レースに初出場するのは5年後の59年で、61年には2つのクラスで