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小説『モンパルナス1934~キャンティ前史~』エピソード3 カンヌの夏ーマルセル 村井邦彦・吉田俊宏 作
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小説『モンパルナス1934~キャンティ前史~』エピソード3 カンヌの夏ーマルセル 村井邦彦・吉田俊宏 作
村井邦彦と吉田俊宏による小説『モンパルナス1934〜キャンティ前史〜』エピソード3では、川添紫郎(浩史... 村井邦彦と吉田俊宏による小説『モンパルナス1934〜キャンティ前史〜』エピソード3では、川添紫郎(浩史)が夏のフランス・カンヌにて、伊庭マルセルと過ごした日々を描く。(編集部) 『モンパルナス1934』特集ページ エピソード3 カンヌの夏ーマルセル ♯1 「シロー、僕の家まで歩いて10分くらいかかります。長い旅で疲れたでしょう。大丈夫ですか?」 カンヌ駅を出たところでマルセルが言った。 「もちろんだよ。僕は足には自信があるんだ」 紫郎はマルセルの日本語が少しぎこちないのに気づいた。若者同士、もっとくだけて話してもいいのだが、微妙な調節はきかないようだ。 「この先がカンヌのオールド・タウン。ル・シュケと呼びます。迷路みたいな石の道が向こうの丘まで続いています」とマルセルが南西の方角を指さした。 石畳の歩道に張り出したカフェのテラス席で、若い白人のカップルが顔を寄せ合って話し込んでいる。男が気