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『クリムゾン・ピーク』がホラー映画と断言できない理由 ギレルモ監督の作家性から読み解く
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『クリムゾン・ピーク』がホラー映画と断言できない理由 ギレルモ監督の作家性から読み解く
「幽霊は実在する」という語りから幕を開けるギレルモ・デル・トロの『クリムゾン・ピーク』は、彼の十... 「幽霊は実在する」という語りから幕を開けるギレルモ・デル・トロの『クリムゾン・ピーク』は、彼の十八番であるダークサイド映画の極地である。死者の亡霊を見ることができる作家志望の女性が、実業家の男と恋に落ち、海を渡りイギリスの田舎町の廃れた屋敷で男の姉と3人で暮らす物語だけを聞くと、どこか古典的なメロドラマを想起させるものがある。とはいえ、そこに深紅の亡霊の姿を可視化させることで、一気にデル・トロのテリトリーであるダークな世界に観客を引きずり込むのである。 序盤から頻繁に登場するその亡霊の造形は、この映画の最大の見せ場である。舞台となる屋敷の周辺で発掘される赤粘土にまみれたような、深紅色に染まったモンスターのような出で立ちによって、この映画はホラー映画というジャンルに滑り込むことができよう。しかし、総じて幽霊話を軸にしたところで、これはホラー映画と断言することはできない。限りなく、いや、紛れも