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『MIU404』久住のセリフに込められた野木亜紀子の作家性 “自分の人生”を歩むために
最終回の放送が終わって1週間経っても、話題になり続けている『MIU404』(TBS系)。多様な登場人物の中... 最終回の放送が終わって1週間経っても、話題になり続けている『MIU404』(TBS系)。多様な登場人物の中でも、謎がまだまだ多いだけに、菅田将暉の演じた久住のことが、いまだに気になってしまう。 久住は、捕まった後に、伊吹(綾野剛)や志摩(星野源)から本当の名前やどこで育ったかについて聞かれ、「俺はお前たちの物語にはならない」と返した。この言葉から、いろいろな背景(物語)を、より考えてしまうという、久住の言ったことと逆の状態になってしまっている。 そもそも、この言葉は、『MIU404』と同じく野木亜紀子が手掛けた『アンナチュラル』(TBS系)の終盤、連続殺人の犯人の高瀬(尾上寛之)が、母親との関係性から犯罪を犯したと決めつける検事に対して「テンプレですね、何もわかっちゃいない」と返すところを思い出す。 ミコト(石原さとみ)が信じるのは事実のみで、「犯人の気持ちなんてわかりはしないし、あなたの
2020/09/11 リンク