信長の最強家臣「明智光秀」がたった1年で忠誠から裏切りに心変わりした理由は？

本能寺の変のちょうど1年前の天正9年（1581年）6月2日。 明智光秀は自身の家臣団に向けて出した『明智家中軍法』の中で、「瓦礫沈淪のやから・・・」という一文を書いています。 どういう意味か簡単に説明すると、「水の中に沈んだ石ころのような存在の自分がここまでこれたのも信長様のおかげ。家臣団のみなも信長様の忠誠にはげむように。」ということらしいです。 それが、そのちょうど1年後に、言っている本人が信長様を討つわけですから、誰だって理由が気になりますよね。 芸人さんに言わせると、「おまえがやるんかいっ！」とツッコミが入りそうですね。 その激動の心の変化の理由で、有力視されているものをこの記事では取り上げてみたいと思います。 「四国問題」が原因？ 四国は切り取り次第？ 信長が今でいう中部や近畿圏をほぼ制圧し、覇権をどんどん拡大していっている時に、四国では長宗我部元親（ちょうそかべもとちか）という