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科学書のきびしい現状 | 科学技術のアネクドート
今年2007年の科学書についての話題といえば、福岡伸一さんが書いた『生物と無生物のあいだ』(講談社新... 今年2007年の科学書についての話題といえば、福岡伸一さんが書いた『生物と無生物のあいだ』(講談社新書)の発行部数が40万部に達したことでしょうか。 『生物と無生物のあいだ』の売れ行きは、売り上げの高かった今年の本の中でどのくらいに位置するかというと、取次会社トーハンの発表では18位になるそうです。ちなみに1位は坂東眞理子が書いた『女性の品格』(PHP新書)でした。 売れた科学書にも、上には上がいるものですね。 一般的に、科学書は、日本の読者からは疎まれている存在といえそうです。 毎日新聞の「読書世論調査」(2003年)では、「主に読む本のジャンルは」という質問に対し、「自然科学・環境」と答えた人の割合は、複数回答にもかかわらず8%でした。つまり日本人100人いるうち、科学書をおもに読んでいる人は8人しかいないことになります。 では、他の分野はどうかというと、「趣味・スポーツ40%」「日本
2007/12/17 リンク