約6700万円の見積もりが半額近くに。大規模修繕の闇を晴らすスマート修繕とは？－不動産投資の賃貸経営リノベ・修繕記事/2024年10月7日掲載【健美家】

物件所有者にとって頭が痛いのは修繕費用だ。資産価値を考えると必要なのは分かるが、そこに多額の費用をかけると収益が落ちる。 それにそもそも、管理会社が提案してくる金額は本当に妥当なのか。「そろそろやらなくては」と言われた場合、それが適切なタイミングなのか。 そうしたさまざまな疑問を最近、メディアに頻出、話題を集めているスタートアップ、スマート修繕に聞いてきた。同社は自身がマンション管理組合理事長を務めた経験から必要を痛感した豊田賢治郎氏が、ディー・エヌ・エー（DeNA）の社内ベンチャーの仕組みを活用して創業したもの。建物所有者、管理組合目線で大規模修繕に向き合っているという。 コンクリートの劣化を考えたら14～16年が妥当 最初の疑問は大規模修繕はいつやるべきかという点。収益を考えたらできるだけやりたくないと20年以上やっていないという1棟オーナーもいるそうだが、それは物件の寿命を削っている