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落語界の両雄、志ん生と文楽の最後の酒【ウイスキーよもやま話4】 | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式サイト
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落語界の両雄、志ん生と文楽の最後の酒【ウイスキーよもやま話4】 | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式サイト
文/矢島裕紀彦 落語界の「昭和の名人」といえば、5代目古今亭志ん生と8代目桂文楽である。天衣無縫の... 文/矢島裕紀彦 落語界の「昭和の名人」といえば、5代目古今亭志ん生と8代目桂文楽である。天衣無縫の志ん生と、きっちり型に嵌めて一言半句の狂いもない文楽。対照的なふたりだった。志ん生は伝説的な大酒飲みだったが、文楽も酒は嗜んだ。 昭和46年11月のある日、文楽がウイスキーボトル持参で、友人でありライバルでもあった志ん生のもとを訪れた。ダルマの愛称で親しまれる国産ウイスキーのボトルだった。 それよりさらに三カ月ほど前、文楽にひとつの事件があった。高座の上で噺の中に登場する人物名を忘れて絶句。「申し訳ありません。もう一度、勉強しなおしてまいります」といって客席に深々とお辞儀し、舞台の袖に消えたのだった。 それ以来、文楽は高座に上がっていなかった。自分の中で引退を決めていたのだろう。文楽はこんな日のくることを予期して、しばらく前からお詫びの言葉の稽古まで重ねていたと伝えられる。 文楽は志ん生のもと