泣きと抜きの政治学 - 地を這う難破船

⇒id:seijigakutoさん、マジで言ってんのそれ？ - あままこのブログ ⇒ポルノについての個人的な意見 - WinterMuteの日記 inspired byとしてリンクしますが、ほぼ独り言として。 『CLANNAD』を私はゲームどころかアニメもほとんど見ておらず、よって何も知らないのだが、人生と真面目に力説する友人の啓蒙にはよく触れていた。父になる男の成長物語で、男になることとは女性たちとの関係の中でまがりなりにも父になることだ、と。実際、友人はそうした問題と直面していた。 私はどういう話か知らないので聞くだけだったけど、それなら『莫逆家族』と同じだな、と思って、『莫逆家族』は私はとても好きなので頷いた。『莫逆家族』なんて家父長制肯定に決まっているのだが、あれを家父長制肯定として片付ける者を私は馬鹿と見なすだろう。『莫逆家族』の世界は歪んでいますね、って当たり前の話。イーストウ

[inukorori]

自分ではブクマしてなかった。//私の欲望にぴったりなかたちをした女を見てしまった、というのを私は個人的に恐ろしい経験として記憶していて、そのことを思い出させてくれるエントリ。

[yotayotaahiru]

【夜中TVの前でむせび泣いた私のように、密室で泣くことや密室で抜くことさえ、新式のスターリンは統制せんとする。政治的なる条件付けを、無力化するために。】←表現規制問題のポイント、だと思う

[ohnosakiko]

＞泣くことや抜くこと。身体的な私たちの条件反射が政治的なものとしてあることは、批評によって、あるいはフェミニズムによって、批判することはできるだろうが、はたしてその条件付けを解体することは可能だろうか

[tks_period]

別にその行為だけを切り出さなくても、二次元でも父でもアイドルでも遠い場所でも、情報の断片と空想で成り立つ偶像に熱を上げる時点で、現実の何かを否認することと同じかと。

[z0rac]

不在と喪失感。「ぼのぼの」では「そんなもん(経験)はここ(脳)でやることには敵わないんだよ」とアライグマ親父が云った。そしてヒグマの大将は未だ存在したことなき父の幻影を追い、ぼのぼのは未来に恐怖し泣く。

[angmar]

テクノロジーだけで身体の政治性が完全に制御出来るのであればそれはそれで良いことではないかなあと思わなくもない。

[T-3don]

泣きと抜き。色々と思い当たる節が。/言霊や水伝と絡めて考察しても面白いかも。

[kadotanimitsuru]

『新式のスターリン』は、ある種の性向のエロゲパロを自発的に作らされている、という点で既に機能してる気がする。エロゲというパッケージで泣きゲを作り、抜けないそれを「エロゲ」として賞賛する。

[toriatori]

“自身の抱える性愛の観念をツボとして押されることと、他者を前提する性愛に対するコミットメントは違う”

[Midas]

「人生の本泣きはこれから(最終弁当)」w要するに君にとっての文章、何かモノを書く。てのは「観念で抜いてキモチよくなる」ことに他ならないわけねw批評＝ポルノみたいなもんか。しかしあまりにも早漏に見えるのだが

[Marce]

うーん、父親関係のネタで殆ど泣いたことがない自分には、重松清も村上春樹もついでに鍵作品も、その辺がイマイチぴんと来ないんだよなぁ。分析がどーこー以前に、その本質的な部分が感覚的に理解できない。

[GEGE]

カタルシスと性感の類似性か。「財宝を見つけたとき――射精していたんだよ、わたしは！」の話を思い出した。

[natukusa]

現実とフィクションの境界線は、現実と観念を選別できないと見つからないのか……。／「実」としてあるように植えつけられた観念は、果たしてどう現実と選別すればいいのだろうと、最近考える。

[lisagasu]

「「女性」の観念において抜くことは現実の女性を否認することと同じこととしてある」私もずっとそう思ってた、エロゲ世界で現実の女性はどこまでも無視されてるって。他者不在ゆえに泣きも抜きも強烈に響くんだと

[tikani_nemuru_M]

僕は泉谷しげるの「父なき世代」で泣いてたけど、ガキができた今はあれで泣けるかなあ・・・／応答書かなければならんのに、飲んじゃった

[WinterMute]

ああ……うん。そうですね、泣きと抜きは似ています。また読みます

[seijigakuto]

実も蓋もないコメントで返した私とは違って、丁寧な論考に頭が下がります