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ただの水色
箍衣晶也 村営温泉は元日からやっているので助かる。アウトドアのシーズンには、ひとつ山の向こうからテ... 箍衣晶也 村営温泉は元日からやっているので助かる。アウトドアのシーズンには、ひとつ山の向こうからテントや車中泊のキャンパーがやってきたりするが、雪に閉ざされた今頃は地元のじーさんばーさんが世間話がてらつかりにくるくらいである。 あたしは湯上がりの体をスウェットとブルゾンに包んで外に出る。三日前の雪が青白く凍りついている。トラクターの幅しかない道路を、登山用のがっちりした靴でザクザクと踏んでいく。コンビニは村で一軒しかない。 うっかり足を滑らせた。肩にかけたスポーツバッグがうまいことクッションになって、軽く肘を打っただけ。バッグの中にはタオルや下着しか入っていないのだから、ついていた。 あたしは今日もクロアゲハみたいなブラとパンツで、脱衣所のオバちゃんたちの注目を一身に集めてやった。うちのばーさんが死ぬまでは、こんな下着はつけられなかった。ブラのことを「乳バンド」などと云うばーさんだったのだ