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「元祖・今晩屋」 – 物語の構造 (2) – 転轍される世界
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「元祖・今晩屋」 – 物語の構造 (2) – 転轍される世界
【物語の構造 (1) からつづく】 第2幕 「水族館」という空間 第2幕第1場「水族館」は、水族館と呼ぶには... 【物語の構造 (1) からつづく】 第2幕 「水族館」という空間 第2幕第1場「水族館」は、水族館と呼ぶにはまことに奇妙な構造物である。 第1幕の「縁切寺」の周囲にあった欄干と正面階段、舞台手前から奈落に降りる幅広い階段、および舞台左右の水が流れ落ちる崖はそのままに残っている。したがって、《舞台上の舞台》ともいうべき二重構造の空間もそのまま継承されている。 その《舞台上の舞台》の上に、丸みを帯びた半透明の屋根をもつ粗末な小屋がある。小屋の正面の扉の左には電源スイッチと配電盤らしきものが、右には「消火栓」の赤い扉がある。小屋の左裏手には、ポンプ設備らしきものも見える。そして何より目を引くのは、小屋の周囲・上空、すなわち舞台上の空間いっぱいに浮かぶ、たくさんのカラフルな魚たちである。 一般に水族館とは、魚介類の棲息する水中環境を地上の水槽の中に移設・再現した施設を意味するはずである。しかしなが