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とおからぬ日のきたるべき春に待つ、でもみみかきにひとすくいほど – 砂子屋書房 一首鑑賞
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とおからぬ日のきたるべき春に待つ、でもみみかきにひとすくいほど – 砂子屋書房 一首鑑賞
中澤系『uta 0001.txt』(2004) 「とおからぬ日」と「きたるべき春」。いずれも、近い未来を、確信を持... 中澤系『uta 0001.txt』(2004) 「とおからぬ日」と「きたるべき春」。いずれも、近い未来を、確信を持って予測する時に使う言葉だ。しかも、それと巡り合うのが春であるならば、おのずと希望や幸福といった、ポジティブなイメージが思い浮かぶ。 ところが語り手は、その未来に「みみかきにひとすくいほど」の幸せしか予想していない。漠然とした不安に立ち止まるでもなく、また根拠のない希望に胸を膨らませるでもなく、わずかしかないとわかっている幸せを、迎えにゆく。 ゆうぐれの電車静かにポイントを渡る今からおまえが好きだ 天金の辞書踏み台に夏服を探す理由はない意図はない 満月と見紛う黄色い風船が浮かぶ 狂えぬものとはぼくだ つねにくじを引き続けなさいそして常に当たりくじを引き当てなさい 「おまえが好きだ」という率直な告白の前にも「今から」と限定せずにはいられない潔癖さ。「理由はない意図はない」というダ