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「ありがとう、築地」。そんな想いが詰まった1冊の絵本
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「ありがとう、築地」。そんな想いが詰まった1冊の絵本
「築地」であり、「TSUKIJI」。そんな世界一のフィッシュマーケットはいま、揺れる移転問題の渦中にあり... 「築地」であり、「TSUKIJI」。そんな世界一のフィッシュマーケットはいま、揺れる移転問題の渦中にありながらも、ますます存在感を増している。 日本の美食を体現する中心地でもあり、国内はもちろん、多くの外国人観光客の胃袋と感性を満たしてきた。一度でも訪れたことがある人なら、「今までありがとう」が素直な思いなのではないだろうか。 そんな、たくさんの感謝の気持ちをまとめた1冊の絵本がある。それが『築地市場 絵でみる魚市場の一日』だ。 モリナガ・ヨウ氏によるこの絵本では、夜23時から朝7時くらいまでの、築地市場がもっとも活気にあふれている時間帯が描かれている。初めての取材で感じた衝撃は 「大きな生き物の中に入り込んだ感じ」 だったとか。 「築地」は、立ち寄る者にも、何かしらの覚悟を求めるような気がする。それが、市場自体のスピード感からくるものなのか、大股で歩いている引き締まった体つきと厳しい顔つ